去年、第10番惑星?の発見についてコメントしたことがあるんですが、今月24日にプラハで開かれた国際天文学連合の総会で、9番目の惑星とされてた冥王星が惑星とではないということになりました。


元々この総会では、小惑星「セレス」と冥王星の衛星「カロン」、それと先ほど書いた「第10番惑星」(正式名称は2003UB313っていうらしいです)を3つを新しく惑星に加えようとしたんですが、この案に会員から猛反対があって、逆に冥王星を惑星ではないということになってしまったのです。


これまで惑星という定義はあいまい・・・というかちゃんと定義されてきませんでした。強いて言うなら地球並の大きさっていうことなのかもしれません(じゃあ水星はいいの?っていう話もあるけど)。
冥王星が発見されたのは1930年ですけど、当時は冥王星は地球とほぼ同じ大きさって考えられていました。あたしが小学生のころ読んでた図鑑にもそう書いてありました。ところが観測技術が進歩して、冥王星は月よりも小さな星だっていうことがわかって、こんなの惑星じゃないよっていう意見が出てくるようになったのだそうです。冥王星を惑星にしておくと、今後惑星だらけになっちゃうっていう感じなのかな。


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というわけで冥王星を惑星から外すために(?)、ようやく「惑星の定義」が決められたのです。

それは

  1. 太陽を周回する
  2. 自己重力がある
  3. 公転軌道上の近傍領域における球状の主要天体である


なのだそうです。
3番目って言うのは、たとえば周りの天体とくっついたり重力散乱で周りの天体を遠ざけたりして自分の軌道の周囲から他の天体をきれいになくして、その周辺で圧倒的に大きな存在になっているということらしいのだけど、これがまた曖昧ですよね・・・。
だってね、周辺より圧倒的に大きいって思ったら、実は小さかったとかいうことがわかったらまた格下げってことになりかねないもん。


で、このことが決定されたあとの報道のばかばかしいこと。
まるで冥王星が消滅するかみたいな記事もあれば、宇宙戦艦ヤマトのガミラスの基地はどうなるんだとか、スーパーマンの故郷はどうなるのかとか、ディズニーのキャラクター「プルート」がどうだとか、星占いに影響するとか・・・。
キモオタたちは「セーラームーンに出てくるセーラープルートーがいなくなるなんて許せない」なんていう次元の低い話まで出てきちゃうし・・・。


冥王星が惑星かどうかなんていうのは人間が勝手に決めたことで、それでも冥王星は存在し続けて、太陽の周りを廻り続けています。冥王星自身にしてみたら「勝手にやってろ」って思ってるに違いありません(笑)