今年最後のダンボール回収の日だったのに、寝過ごしてしまった。縛っていつでも出せるようにしておいたのに情けない。新調した枕とシーツが心地よいから眠りが深くなり、携帯のアラームでは目を醒ましにくくなってきた。次の回収はまた一ヶ月後だ。あーもう。

さて、あと4日で今年も終わってしまうのだが、僕は大掃除をしない派、というより、致命的なズボラ故にできない派だから、今年のヨゴレやホコリをネガチブな感情と共に来年に持ち越す予定。掃除機で普段手をかけない隅の方を、ちょちょいと吸い取ってオシマイ。2年くらい前だったか、窓くらい掃除してやろうと、DSで洗剤やら雑巾やらを買い込んだものの、結局一切やらず終いでそのまま放置してある。この部屋に入居してから、一度も窓掃除をしていない。そもそも、窓どころかカーテンをほとんど開けないから、窓の状態すら把握しておらず、相当汚れていると思われる。汚れれば汚れるほど、掃除の手が遠のくというネガチブスパイラルなのである。掃除だとか整理整頓に関する能力が完全に欠如している。生まれつきどこかネジが外れているに違いない。はぁ、それでもトイレ掃除くらいはしようか。なまら億劫だわ。僕に必要なのは運気より覇気だな。間違いない。

一昨日、代引きのサンタが来てプレゼントを置いていった。来年から使う予定のおニューのバッグである。ココ一番の奮発をして、一生の友にできそうなモノを選択したから、ガシガシと、しかしながら大切に使っていこうと思う。世間では、とくに男性においては、バッグを持たないというヒトもいるそうだが、僕にしてみればそれはちょっと考えられない。いかに荷物が少なくても、最低限携行すべきモノはあるから、バッグは必要不可欠だ。大の大人がカラダひとつだけでほっつき歩いていると、ちょっと不審者っぽく見えやしないだろうか。そういえば最近、街中で女性のバッグを男性が持ってあげる的行動は見かけなくなった気がする。あの珍妙な男女の文化というか慣習は、いったい誰得なのかと不思議に思っていたし、全くサレオツからかけ離れているので、消滅した方が良いと思う。

 

映画鑑賞記

佐々部清監督作「東京難民」(2014)

カネと住処を失い貧困に陥った若者が、底辺社会に転落していく様を描く社会派ドラマ作品。

大学生の時枝修は勉学もそこそこに、ギャンブルや女遊びに明け暮れるふしだらな毎日を過ごしていた。ところがある日突然、故郷に住む父親が女を作って失踪した為に、修への仕送りや学費の支払いは停止し、修はそのまま大学を除籍され、また、住んでいたマンションからも閉め出されてしまう。カネもなく、行く宛もない修はネットカフェで寝泊まりし、当面の生活資金を工面する方法を模索する。日払いのティッシュ配りから始まり、治験のバイトで急場を凌いだ矢先、瑠衣という若い女と出会い、成り行きでホストクラブに連れて行かれる。瑠衣に誑かされ飲食をした挙句、店から高額な請求をされるも、修には支払うに支払えず、新入りのホストとして雇ってもらう事になる。程なくして、客として来店した看護師の茜と恋仲となり、修は仮初めの幸せに酔いしれる。しかし、そのホストクラブには反社会的勢力がバックに付いており、あるトラブルがきっかけで、修はホストクラブを離れざるを得なくなる。逃避の果てに、修は更に底辺へと転がり堕ちていくのだった。

父親頼みの生活をしていた大学生が、ある日を境にカネを失い、住処を追われ、路上に放り出されてしまうところから始まる、格差社会や貧困ビジネスなどに光を当てた社会派ドラマ。ネカフェ難民から、吹き流されるようにティッシュ配り、治験、ホスト、土方、そしてホームレスへと目まぐるしく転落していく、ごく普通の若者・修の姿を描いている。その一方で、修の心根は、底辺生活の苦労を知るにつけ、不真面目で世を舐めきった状態から、一転して好青年然へと変わって行くと。数ヶ月程度でここまでクズから優男へと、人間性が劇的に変わるかしら。原作はどうなっているのか分からないが、本作に関してはいかにもステロタイプで、出来過ぎている感じが否めないわ。全体的に鬱々としていながらも、ドラマ性を担保しなければならないから、最終的にネガからポジへと大きく舵を切らないといかんのかな。修なんかイケメンだからかなり得をしているし、美人すぎる茜と出逢って、ムフフな関係になっただけでも勝ち組だろう!真の底辺難民にムフフな要素などこれっぽっちあるものか、馬鹿者!チクショー!リアルな絶望を描くとしたら、間違いなく事実ベースが創作を上回るとは思うけど、それだと作品としては面白くならないだろうね。実際は真綿でゆっくり首を絞め殺される様な日々だし。土方の現場に出てきたネガチブなおっさんの、あの諦観を極めた感じこそ、まさにザ・貧困だわ。特筆すべきは茜役の大塚千弘で、僕は彼女の事を知らなかったが、とても良い女優さんで甚く気に入ってしまった。彼女を知ることができただけでも、観た甲斐があった。ときに、昭恵夫人が本作を安倍晋三に観るように勧めたらしいけど、彼に貧困など理解できるのか甚だ疑問だ。

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